AnyDeskは、エンタープライズのお客様にオンプレミスオプションを提供します。 オンプレミスを使用すると、独自のネットワークおよび仮想ハードウェアまたは物理ハードウェアで独自のAnyDeskアプライアンスサーバーをホストできます。
スクリーンショット付きのステップバイステップのインストールガイドは、オンプレミスサーバーのmy.anydesk.comカスタマーポータルのファイルタブにあります。
注意:
システムの制限により、「クライアントを自動的にアドレス帳に登録する」機能は、現在オンプレミスクライアントではご利用いただけません。
しかしながら、この機能をご利用いただけるよう、現在取り組んでおります。
自社に独自のAnyDeskサーバーとデータベースを持つことには利点があります。そのいくつかを以下に示します。
AnyDeskクライアントに接続できるユーザーの限定:
御社のmy.anydesk.comカスタマーポータルから作成されたカスタムクライアントのみが相互に接続できます。 これは、御社AnyDeskアプライアンスサーバーを理解しているのはカスタムクライアントのみであることを想定しているためで、Webサイトからの標準AnyDeskクライアントや他の顧客のカスタムクライアントは御社のAnyDeskクライアントに接続できません。
更に高度なセキュリティをご希望の場合は、サードパーティのVPNソフトウェアをカスタムクライアントと組み合わせることで、内部ネットワーク上のデバイスに接続できるユーザーを限定することも可能です。LAN上のDMZでAnyDeskアプライアンスサーバーをホストするだけで、ローカルネットワーク上のIPアドレスからのみアクセスできます。 VPNは、エンドポイントのIPアドレスをローカルネットワーク上の1つに変えてアプライアンスサーバーに接続できるようにします。 VPNがないと、ネットワーク外のカスタムクライアントはアプライアンスサーバーに接続したり見つけたりすることができません。
インターネットなしでAnyDeskを使用する:
AnyDeskのクラウドバージョンがインターネットを必要とする理由は、AnyDeskクライアントが接続したい相手側のクライアントの場所とユーザーを特定するためにデータベースにアクセスする必要があるからです。
オンプレミスでは、独自のサーバーを使用するため、この制限はなくなります。 両方のエンドポイントがローカルでホストされているサーバーを検出できるれば、2つの間でセッションを開始できます。
もちろん、これはAnyDeskアプライアンスサーバーがローカルでしか使用できないということではありません。 アプライアンスサーバーの場所がパブリックなところにあり、インターネット経由でアクセスできる場合は、さまざまな場所にあるカスタムクライアントから接続できます。
ネットワーク上でのカスタムAnyDeskクライアントの使用のみ許可:
多くの企業はセキュリティに関して非常に厳格であり、管理者が設定したAnyDeskクライアントが入った内部デバイスしか接続させたくないはずです。 オンプレミスは、そのようなニーズを応える1つの方法です。 オフィスネットワークのファイアウォールにある通常のAnyDeskネットワークアドレスへのアクセスをブロックするだけで、クラウドバージョンのAnyDeskはオフィスネットワークのデバイスには接続できなくなります。 事前に設定されたオンプレミスカスタムクライアントは、AnyDeskサーバーが情報を取得する必要がないため、問題なく機能します。
データのプライバシー:
独自のAnyDeskアプライアンスサーバーを管理する場合、自然とデータベースも自分で管理することになります。 これはデータを完全に制御できることを意味します。 そしてこれは、例えば、プライバシーコンプライアンスの理由で重要になる可能性のあるクライアントのセッション履歴を管理および削除したり、特定の要素を削除したりできることを意味します。
さらに、データベースにアクセスできるということは、アプライアンスサーバーへの接続が許可されているIPアドレスを確認したり操作したりできることも意味します。
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