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次に述べるコマンドはWindowsのコマンドラインで入力又はスクリプトとして使用し、AnyDeskの一部操作を自動化できます。
これらのコマンドを正しく実行するためにAnyDeskがある正しいパスにて行うか手動で正しいパスを指定してください。
anydesk.com からのデフォルトの標準AnyDeskクライアントは次の場所にインストールします:
C:\Program Files (x86)\AnyDesk\AnyDesk.exe
my.anydesk.com から作成されたカスタムクライアントは次の場所で見つかります:
C:\Program Files (x86)\AnyDesk-<prefix>\AnyDesk-<prefix>.exe
<prefix> はカスタムクライアント設定のmy.anydesk.com ファイルタブ内にあるクライアント詳細ページにて確認できます。
<prefix> は「Prefix」と表示された行の「ad_」以降のものになります。これはランダムに生成され、各アカウントでユニークで管理されています。
インストールコマンド
これらのコマンドはコマンドラインインターフェースを通じてAnyDeskのインストール又はアップデートに使用できます:
anydesk.exe --install <location> <additional_parameters>
例:
anydesk.exe --install “C:\Program Files (x86)\AnyDesk” –start-with-win –create-desktop-icon
これに反してMSIパッケージでのAnyDeskインストールは単にパラメータを含めない次のコマンドを使用してください:
anydesk.msi
パラメータ |
説明 |
--install <location> |
特定の<location>にAnyDeskをインストールする。 |
--start-with-win |
自動的にWindowsでAnyDeskを起動する。システム再起動後に接続をするために必要になります。 |
--create-shortcuts |
スタートメニューのショートカットを作成する。 |
--create-desktop-icon |
デスクトップ上にAnyDeskのリンクを作成する。 |
--remove-first |
新しいAnyDeskをインストールする前に存在するAnyDeskクライアントを削除する。例:手動でAnyDeskをアップデートする時など |
--silent |
インストール後にAnyDesk起動しない、インストール中にエラーメッセージを表示しない。 |
--update-manually |
AnyDeskを手動でアップデートする。 (カスタムクライアントではデフォルト) |
--update-disabled |
AnyDeskの自動アップデートを制御する。 |
--update-auto |
AnyDeskの自動アップデートを行う。 (標準クライアントではデフォルトだが、カスタムクライアントでは利用できません。) |
クライアントコマンド
これらのコマンドはコマンドラインインターフェース又はスクリプトを通して、AnyDeskクライアントと接するために使用できます。
コマンド | 説明 |
anydesk.exe <parameter> |
クライアントコマンドパラメータをご確認ください。 |
echo <license_key> | anydesk.exe --register-license |
特定のライセンスキーを登録する。(管理権限が必要) |
echo <my_password> | anydesk.exe --set-password |
無人アクセス用のパスワードを設定する。 |
クライアントコマンドパラメータ
パラメータ | 説明 |
--uninstall |
AnyDeskのアンインストール(ダイアログ表示あり) |
--remove |
通知なしのAnyDeskアンインストール(サイレントアンインストール) |
--tray |
トレーアイコンを作成し、プロセスを開始する。 |
--start-service |
AnyDeskサービスを起動する。 |
--stop-service |
AnyDeskサービスを停止する。 |
--restart-service |
AnyDeskサービスを再起動する。 |
--remove-password |
無人アクセスパスワードを削除する(管理権限が必要) カスタムクライアントで事前に設定されたパスワードは削除できませんのでご注意ください。 |
--get-alias |
AnyDeskエイリアスを出力する。スクリプトで実行する必要があります。 |
--get-id |
AnyDesk IDを返却する。スクリプトで実行する必要があります。 |
--get-status |
クライアントのオンラインステータスを返却する。スクリプトで実行する必要があります。 |
--version |
現在のAnyDeskクライアントバージョンを返却する。スクリプトで実行する必要があります。 |
--settings |
デフォルト設定ページを開く。 |
--admin-settings |
グローバル設定ページを開く。 |
--settings:<viable_parameter> |
特定の設定ページを開く。 |
--admin-settings:<viable_parameter> 実行可能なパラメータ: |
特定のグローバル設定ページを開く(管理権限が必要です。)
|
--disclaimer |
カスタマイズされた免責事項を表示する。 |
--show-advert |
AnyDeskの広告ページを表示する。共有ありがとうございます! |
クライアントバッチスクリプト
AnyDesk IDの取得:
@echo off
for /f "delims=" %%i in ('"C:\Program Files (x86)\AnyDesk\AnyDesk.exe" --get-id') do set CID=%%i
echo AnyDesk ID is: %CID%
pause
AnyDeskアライアスの取得:
@echo off
for /f "delims=" %%i in ('"C:\Program Files (x86)\AnyDesk\AnyDesk.exe" --get-alias') do set CID=%%i
echo AnyDesk Alias is: %CID%
pause
オンラインステータスの取得:
@echo off
for /f "delims=" %%i in ('"C:\Program Files (x86)\AnyDesk\AnyDesk.exe" --get-status') do set CID=%%i
echo AnyDesk status is: %CID%
pause
AnyDeskバージョンの取得
@echo off
for /f "delims=" %%i in ('"C:\Program Files (x86)\AnyDesk\AnyDesk.exe" --version') do set CID=%%i
echo AnyDesk version is: %CID%
pause
接続コマンド
接続はコマンドラインインターフェースを通して確立させる事もできます。
コマンドラインから接続リクエストを行う際に、いくつかのパラメータが追加できます。
コマンド | 説明 |
anydesk.exe <ID/Alias> <additional parameters> |
特定のクライアントへ接続リクエストを送信する。 接続コマンドパラメータのオプションをご確認ください。 |
echo <password | anydesk.exe <ID/Alias> --with-password |
特定のクライアントへ入力されたパスワードと一緒に接続リクエストを送信する。 |
接続コマンドパラメータのオプション
パラメータ | 説明 |
--file-transfer |
ファイル転送セッションを開始する。 |
--fullscreen |
フルスクリーンモードでセッションを開始する。 |
--plain |
ボーダーとメニューポイントのない簡素な画面でセッションを開始する。 |