1. Help Center
  2. 入門
  3. クイックスタートガイド

AnyDeskのIDとエイリアス

目次

 

各AnyDeskはAnyDeskネットワーク上で特定するためにユニーク採番されたIDを所持しています。IDにさらなる情報をエイリアスに割り当てる事ができます。両方とも特定のAnyDeskクライアントを示すアドレスになります。

メモ:アンインストール時にメニューで明確に要求しない限り、AnyDesk ID又はコンフィグファイルに手を加えたり、削除したりしません。

エイリアス要件

エイリアスはネームとネームスペースで構成されています:

コンピュータ@アドレスのように<ネーム>@<ネームスペース>となっています。

公称ネームスペースはAnyDeskにて言及する様に「@ad」になっています。全ユーザはネームスペースへアクセスできる様になっています。AnyDeskポータブル版(未インストール)はIDしか所持できません。AnyDeskがアンインストールされるまでエイリアスは割り当てられません。

AnyDeskのエイリアスに下記の文字が利用可能です。

  • 数字:0-9
  • アルファベット:a-z, A-Z
  • 記号:ハイフン(-)、ピリオド(.)、アンダースコア(_)

その他の文字は使用できず、無効になります。

また、エイリアスは最大25文字までで構成することができます。

注意事項:AnyDeskエイリアスの公称ネームスペース(@ad)は永久的にAnyDesk IDと結合されており、再割当や結合解除する事はできません。ライセンス購入したユーザは1つのAnyDesk IDに対して3つの公称ネームスペースのエイリアスを割当する事ができます。

もし定期的にAnyDesk エイリアスの変更や割当を行いたい場合はネームスペースのカスタマイズをご検討ください。

TOPへ戻る

ネームスペースのカスタマイズ

パフォーマンスとエンタープライズライセンスユーザはカスタマイズできるネームスペースの購入オプションがあります。(名前@会社名)このオプションは登録されたエイリアスを無制限に変更や再割当をできるようになります。

カスタムしたネームスペースはアクセスコントロールリストと併用する事で端末保護にも役立ちます。

カスタムしたネームスペースを購入したい場合は営業部へお問い合わせ頂くか my.AnyDesk.comカスタマーポータルからの「アップグレード!」をクリックし、購入してください。

ポイント:カスタムしたネームスペースにエイリアスを登録する方法は場合は2つあります。

  1. カスタマーポータルのクライアント詳細ページから手動で行ってください。
  2. キーバリューペアとカスタムクライアントをインストールし、自動的に登録できます。
    ad.anynet.register.add_to_namespace=true
    端末に過去のコンフィグファイルがない状態でカスタムクライアントジェネレータで「エイリアスを自動的に申請」をオンにし、キーバリューペアとカスタムクライアントをインストールすると端末名とネームスペースが自動的にクライアントのエイリアスとして登録されます。
    上記を行えるようにするには端末に対象クライアントタイプのコンフィグファイルがない様にご注意ください。
    更にカスタムMSIインストーラパッケージでは上記のキーバリューペアを使用する際は「自動的にエイリアス登録する」を選択しないようにしてください。

TOPへ戻る

AnyDesk IDのバックアップ・復元と設定

自身のAnyDesk IDを新しい端末へ移行したい時やAnyDesk IDとエイリアスに何かが起こる前にバックアップしたい時のためにAnyDeskはユーザにコンフィグファイルのバックアップと復元ができるようにしています。

IDとエイリアスをバックアップしたい時はコンフィグファイル「service.conf」を安全な場所に保存してください。これによりデータを損失してもIDとエイリアスを復旧させる事ができます。また設定や直近のセッションリストを保存したい場合は「Installed」と「Uninstalled」フォルダのバックアップを行ってください。

コンフィグファイルのディレクトリはAnyDeskをインストール版とポータブル版で異なります:

OS 状態 標準クライアントの場所 カスタムクライアントの場所
Windows 7 又はそれ移行 未インストール
%appdata%\AnyDesk\
%appdata%\AnyDesk\ad_<prefix>\
  インストール済
%programdata%\AnyDesk\
%programdata%\AnyDesk\ad_<prefix>\
Windows XP/Server 2003 未インストール
%appdata%\AnyDesk\
%appdata%\AnyDesk\ad_<prefix>\
  インストール済
%AllUsersProfile%\AnyDesk\
%AllUsersProfile%\AnyDesk\ad_<prefix>\
macOS 未インストール
~/.anydesk/
~/.anydesk_ad_<prefix>/
  インストール済
/etc/anydesk/
/etc/anydesk_ad_<prefix>/
Linux 未インストール
~/.anydesk/
~/.anydesk_ad_<prefix>/
  インストール済
/etc/anydesk/
/etc/anydesk_ad_<prefix>/
Android 7.0 又は AnyDesk 5.3.2 or older デフォルトストレージ
root/data/data/com.anydesk.anydeskandroid/files/.anydesk/
root/data/data/com.anydesk.anydeskandroid/files/.anydesk-ad_<prefix>/
Android 7 AnyDesk 5.3.4, とそれ以降 クレデンシャル暗号化ストレージ (CE)
root/data/user/0/com.anydesk.anydeskandroid/files/.anydesk/
root/data/user/0/com.anydesk.anydeskandroid/files/.anydesk-ad_<prefix>/
 
デバイス暗号化ストレージ (DE)
root/data/user_de/0/com.anydesk.anydeskandroid/files/.anydesk/
root/data/user_de/0/com.anydesk.anydeskandroid/files/.anydesk-ad_<prefix>/

メモ:

Android および iOS の場合、アプリケーションをアンインストールすると構成ファイルが自動的に削除され、AnyDesk-ID/Alias が失われます。

Android では、適切なフォルダーにアクセスするためにデバイスがルート化されている場合、service.conf をバックアップされ復元できます。

現時点では、iOS デバイスで AnyDesk-ID とエイリアスをバックアップおよび復元することはできません。

AnyDeskエイリアスの設定と変更

クライアントがAnyDeskエイリアスを事前に所持していない場合、AnyDesk IDを右クリックし、「エイリアスを選択する」を選択することで割当する事ができます。

またライセンス購入ユーザはAnyDeskエイリアスの設定と変更をアカウントが登録された端末のmy.AnyDesk.comカスタマーポータルのクライアントタブから行えます。

myalias@company などのカスタム名前空間 のエイリアスは、何度でも変更できます。

一方、各 ID は、パブリック名前空間 (例: myalias@ad) 内の最大 3 つのエイリアスにしかリンクできません。 public 名前空間のエイリアスは ID に永続的にリンクされており、削除できないことに注意してください。

注意事項:AnyDesk IDとエイリアスはコンフィグファイル「service.conf 」に格納されています。何かしらの理由でコンフィグファイルが破損をした場合、IDとエイリアスも消失します。この場合コンフィグファイルのバックアップから復元しない限り戻すことはできません。Backing up and Restoring the AnyDesk-ID and Settingsを参照してください。

Cloned Operating Systemsクローン化したオペレーティングシステム

AnyDeskを既に起動し、複数端末に展開した状態でシステムをクローンする場合、全ての端末が同じコンフィグファイルになり、同じAnyDesk IDを所持することになります。

この問題を解決するためにはAnyDesk IDとエイリアスのバックアップと復元で言及されたファイル以外のイメージを再作成と再展開するか、AnyDeskを完全に終了させた状態で手動で複製された端末のフォルダを削除頂く必要があります。

TOPへ戻る