Android/ChromeOSのAnyDesk

目次

Android用のリモートアクセスアプリは(Android端末を通じて)リモートデスクトップ接続とリモート操作をモバイル端末で実現させます。

AnyDesk - Google Play AnyDesk - AppGallery AnyDesk - Galaxy Store

注意事項:Android10(スマホメーカーによる)と8と9のユーザはAndroid端末へ接続する際にキャスティングするためにセキュリティ警告が表示されます。ほとんどの場合、このメッセージはスキップする事ができず、接続したいユーザがセッションを確立する前にエンドユーザは手動で警告を許可をしないとなりません。

システム要件

警告:ベンダー側の制限により、現在ChromeOS端末のリモート操作に対応しておりません。

  • AndroidのAnyDeskからの発信接続はAndroid4.4かそれ以上のバージョンと互換性があります。
  • Android端末のAnyDeskへ接続するためにはAndroid5かそれ以上のバージョンが必要です。
  • Android端末のリモート操作にはAndroid7かそれ以上のバージョンが必要です。

Androidのエコシステムは多種多様な事からダウンロードとインストールのコントロールプラグインが必要な場合があります。もし必要な場合は、AnyDesk初回起動時にユーザ承認を得た後に自動的にコントロールプラグインをダウンロードします。

他の方法としてGooglePlayストアから手動でダウンロードとインストールができます。

注意事項:端末により、Androidのアクセシビリティ設定でコントロールプラグインを有効化する必要があります。

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ライセンスキーの割当

ベンダー側の制限により、サードパーティのモバイル端末管理ツールを使用しないとGooglePlaysストアからダウンロードしたAnyDeskのAndroidアプリにライセンスキーを割り当てることは出来ません。

しかしカスタムクライアントを使用することでAndroid端末のAnyDeskクライントにライセンスを割り当てることができます。セッションのログやアドレス帳などの機能にアクセスする為のAndroid端末のAnyDeskへのライセンスキー割当をするにはカスタムAndroidクライアントを「ライセンス割当」オプションをオンにし、作成してください。

その後、Android端末のカスタムクライアントのAPKをダウンロードとインストールを行っていただくと「AnyDeskカスタム」というアプリがアカウントに表示されます。

AnyDeskのカスタムクライアントの作成の更なる情報はAnyDeskのカスタマイゼーションからご確認ください。

設定

設定よりご確認ください。

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セッションメニュー

セッション中はAnyDeskロゴを長押しするとセッションメニューが表示されます。このメニューは伝送品質の変更からセッション切断などのセッションに関連する操作を行えます。

AnyDeskのロゴ位置を変更したい場合はロゴをダブルクリックし、変更したい位置へドラッグしてください。

セッションの設定

セッション設定でユーザは下記の設定変更ができます:

  • インプット
    • リモート端末操作を行えるようにするか
    • Androidとリモート端末のクリップボードを同期を行えるようにするか
    • 自身の操作を妨害するリモートユーザをブロックする
    • インプット方法を選択する
  • ディスプレイ
    • 画像解像度
    • リモートのカーソルの表示・非表示
    • リモートカーソルが別のディスプレイへ移動した際に自動的にディスプレイをすいっちする
    • スクリーンのプライバシーモードのオン・オフ
  • オーディオ
    • 音声送信のオン・オフ
  • セキュリティ
    • リモートアカウントのセッション終了後のロック処理
  • VPN
    • VPN設定の変更
    • VPNの開始・停止

インプット設定

このメニューでは、異なるキーボードとマウスの入力メソッドを変更できます。

  • リモート端末でオペレーティングシステムのショートカットを使用できるようにする特別な仮想キーボード
  • スタンダードな仮想キーボード
  • 直接マウスへ入力するスイッチ
  • タッチパネルモードへのスイッチ
  • タッチモードへのスイッチ(Android同士のセッションではデフォルト設定)

リモートモニターの選択

接続している端末に複数ディスプレイがある場合、ユーザはディスプレイ間の切り替えやAndroidでフルスクリーンモードを有無設定などできます。

アクション

アクションメニューはユーザに下記の追加機能を提供しています:

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ファイル転送

ファイルマネージャーとファイル転送をご確認ください。

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アドレス帳

アドレス帳をご確認ください。

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ジェスチャー

マウスとタッチパッド入力モードを使用時、下記のジェスチャーを対応しています:


  • カーソル操作:一本指でスワイプ
  • リモート画面の拡大・縮小:2本指でピンチ
  • スクロール:3本指でスワイプ
  • 左クリック:一本指でタップ
  • 右クリック:一本指でホールド
  • マウスクリック:3本指で真ん中タップ

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ホットキー

WindowsからAndroid端末へ接続する際にAnyDeskはAndroidのナビゲーションボタンのキーボード・ショートカットを提供します。コマンドを起動したい場合は「 CTRL+ALT+SHIFT 」を押したまま下記のキーを押してください:

キー 機能
F5/Home/Pos1 ホームボタン
F6/Backspace 戻る
F7 音量下げる
F8 音量上げる
F9/Escape 電源
F10 メニュー/タスクスイッチ
End マウスカーソルのセンター移動

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モバイル端末管理

AnyDeskのAndroidアプリバージョン6.1.10はMicrosoft IntuneなどのサードパーティMDMソリューションを統合、カスタムが行えるようになりました。

Android Google PlayストアのスタンダードAnyDeskクライントからのみ利用が可能です。

MDMソリューションが自動的に検知します。どのように機能し、動くか簡易説明と共に利用可能なオプションを表示します。

管理されたプロファイル(仕事用プロファイル)でAnyDeskを使用

AnyDeskを管理されたプロファイルに接続するためのAD1プラグインの作成手順

作成の順番が重要です。

  1. メインプロファイルと管理されたプロファイルにプラグインがインストールされているか確認ください。
  2. アクセシビリティ設定でプラグインが起動中か確認してください。
  3. メインプロファイルにあるプラグインを起動してください。オーバーフローボタンを押し、プラグイン設定を行ってください。

ポイント:もし上記の手順でうまく行かない場合は管理されたプロファイルで設定を行ってください。MDMソリューションの設定でクロスプロファイル通信許可をする必要があるかもしれません。

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カスタムクライアントインストール

AnyDeskはカスタムクライアントとして利用でき、このカスタムクライアントAPKはAPKとして利用できます。

インストールするために信頼できないソースからのインストールを許可する必要があります。こちらは特定のアプリを通してしか出来ないため、ウェブブラウザアプリ用ではなく、ファイルエクスプローラ用で行う事のみを推奨します。

信頼できないソースからのインストールを許可する

注意事項:ベンダーやAndroidのバージョンにより設定やメニューの名称が異なる可能性があります。下記はオリジナルのGoogle Android環境を元にしています。

 
400px-Android_unkown_search 212px-Android_unknown_allowed (1)

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トラブルシューティング

プラグインを起動できない

ベンダーがAndroidを変更したことから、プラグイン機能を操作するためにAndroid端末を再起動する必要な場合があります。

Android TVとのコントロールプラグイン

注意事項:この回避策を利用する事はAnyDeskの保証対象外である事をご理解ください。またこの操作であなたの端末に害を与え、端末保証規約に違反する場合もあります。

Android又はFire TVのベンダーにより、アクセシビリティ設定を利用できないようにされている場合はAnyDeskのコントロールプラグインを作動できません。

これにより、AnyDeskはリモートビュー用としてのみ利用できます。可能な回避策としてはabd shellを使用する方法があります。

下記のコマンドを使用する事でプラグインの作動を可能にします:

adb shell settings put secure enabled_accessibility_services com.anydesk.adcontrol.ad1/com.anydesk.adcontrol.AccService

詳細はadb documentationをご確認ください。

画面収録ダイアログ(Android 10以上)

注意事項:この回避策を利用する事はAnyDeskの保証対象外である事をご理解ください。またこの操作であなたの端末に害を与え、端末保証規約に違反する場合もあります。

Android 10かそれ以降のバージョンでAndroidで強制的に画面収録のダイアログを許可する回避策として、下記のabd shellで対処できます。

スタンダードクライアント:

adb shell appops set com.anydesk.anydeskandroid PROJECT_MEDIA allow

カスタムクライアント:

adb shell appops set com.anydesk.anydeskandroid.custom PROJECT_MEDIA allow

Androidバッテリーの最適化

Androidにはバッテリー最適化というバッテリー保存する為にバックグランドで起動しているアプリを自動的に停止する機能があります。しかしこの機能が作動しているとAndroid端末をAnyDeskアプリを通じてリモート操作している際にAnyDeskアプリが30~60秒ほどバックグラウンド動作へ切り替わり、Androidが自動的にAnyDeskアプリを閉じてしまい、AnyDeskで問題が発生します。このようにAndroidがAnyDeskが作動中なのに自動で停止してしまうとセッション接続も同時に切断されてしまいます。これによりバッテリー最適化対象アプリにAnyDeskを設定に外すことをお勧めします。

バッテリー最適化設定を解除する方法又はAnyDeskをバッテリー最適化の対象外リストに入れる方法はご使用端末の取扱説明書をご確認ください。Androidのバージョンや端末メーカーによって操作方法が異なります。

下記はGoogle PixelとMotorola端末でのバッテリー最適化設定にAnyDeskを対象外にする方法になります:

Google Pixel

  1. 設定アプリを開いてください。
  2. アプリ>AnyDesk>バッテリーを選択ください。

  3. “Unrestricted"を選択してください。
  4. 手順2と3をAnyDeskプラグインにも行ってください。

Motorola

  1. 設定アプリを開いてください

  2. バッテリー>バッテリー最適化を選択ください。

  3. 「最適化対象外」をタップし、「全アプリ」をタップしてください。

  4. リストの中から「AnyDesk」を探し、「最適化しない」をタップしてください。

  5. 手順2~4をAnyDeskプラグインにも行ってください。

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サポートへの情報送信

AndroidのAnyDeskで不具合や異常終了が発生した場合はトレースファイルと発生状況を説明した内容をサポートへ送信してください。下記が手順になります:

  1. AnyDeskのメイン画面の「メニュー」を開いてください。

  2. 「Any Deskについて」を選択してください。

  3. 「サポートへの情報送信」を選択してください。

  4. フォームに不具合情報をなるべく詳細に記入頂き、「送信」をタップしてください。

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Android API

AnyDeskはWindowsのコマンドインターフェースと似たAndroid用のAPIを提供しています。

メモ:APIのアクセスはシステムアプリ用のみになります。詳細資料に関してはお問合せください。

APIの特徴

返却内容:

  • バージョン

  • 接続ステータス

  • ID
  • アライアス

  • ユーザ名

チェック内容:

  • 無人アクセスパスワードの有無

  • セッション受信の有無

  • カスタムユーザ画像の有無

セット内容:

  • 無人アクセスパスワード

  • 接続挙動

  • 発見ステータス

  • ユーザ名

  • カスタムユーザ画像

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